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 イギリス、田園地域の自然状況に関する調査結果を公表

発表日:2008.11.18


  イギリスの田園地帯とその自然資源に関する総合的な調査の結果が発表された。これは、1978年以降、5回目の調査で、草原や森林、池や小川といった田園地帯の特性の変化、土地利用の変更に伴う植物種の変化、生息地や植生の状況、土壌が酸性降下物の影響から回復しているかといった点を把握した。イングランド、スコットランド、ウェールズから無作為に1km四方の区域を591ヶ所選び、生態・水文学センター(CEH)の80名の専門家が2007年夏に調査したところ、1998年以降、耕地が9%減少し、広葉樹林が7%増加したこと、管理されていない土地に繁殖する生物種が増加した一方、湿原の脇等で生息する生物種は減少したこと等が明らかになった。全体的には、草原や森林、ヒースやムーアで見られる植物種は、1978年から2007年にかけて8%減少しているが、1998~2007年にかけては減少していないという。また、土壌については、酸性度が低下していること、炭素濃度が変わっていないことが明らかになった。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 土地利用 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 植物 | 生息地 | 自然資源 | 植生 | 酸性度 | 田園
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