イギリス自然環境研究会議(NERC)は、気候変動が北極海の生態系に及ぼす影響を調査すると発表した。北極海氷は温暖化のため年々減少しており、生態系の機能にかつてない影響を及ぼしている。北極海の食物連鎖の下位は一種類の動物性プランクトンが優占しているため、この種に影響があると魚類など多くの上位種に影響が及ぶという。この調査プログラムは、環境と生態系の将来の変化をより正確に予測することを目的に、グリーンランドとスヴァールバル諸島の間のフラム海峡で、北極海の温暖化に対する動物性プランクトンの反応(DIAPODプロジェクト)、北極圏の食物連鎖に対する温暖化の影響(ARISEプロジェクト)、海氷減少が海洋表層の栄養塩と海洋生物に及ぼす影響(Arctic PRIZEプロジェクト)、海氷減少が海底の生態系に及ぼす影響(ChAOSプロジェクト)を調査する。研究資金は1600万ポンド確保され、18の研究機関から80人以上の科学者が参加する。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | イギリス自然環境研究会議 | NERC | グリーンランド | 動物性プランクトン | DIAPODプロジェクト | ARISEプロジェクト | ChAOSプロジェクト | Arctic PRIZEプロジェクト | スヴァールバル諸島 | フラム海峡 |
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