欧州委員会は、環境・気候プロジェクトを財政支援するEUの「LIFEプログラム」の下、持続可能な低炭素社会への移行を促すため、新規プロジェクト144件への2億2270万ユーロの投資パッケージを承認した。これが追加投資を呼び込み、資金の総額は3億9860万ユーロに上ると見込まれる。同プログラムは1992年の創設以来、EU域内外で4300件超の環境・気候プロジェクトを支援してきた。今回対象となるのは、環境及び資源効率部門56件、自然及び生物多様性部門39件、環境ガバナンス及び情報部門15件、気候変動の適応部門16件、気候変動の緩和部門12件、気候ガバナンス及び情報部門6件。特に、省エネ型の新しい燃料電池ゴミ収集車(ベルギー)、廃水中の汚泥による健康リスクを低減する技術(イタリア)など、加盟国の循環型経済への移行を促すプロジェクトへの支援が多く、資源効率関連(21件)の事業総額は4300万ユーロにのぼるという。また、気候行動の分野では、エストニア等5カ国の泥炭地の修復・炭素貯留プロジェクトなどが選ばれている。
情報源 | 欧州委員会(EC) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会(EC) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル 健康・化学物質 自然環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 燃料電池 | 生物多様性 | 気候変動 | 低炭素社会 | 欧州委員会 | 資源効率 | 健康リスク | 炭素貯留 | EC | 循環型経済 |
関連ニュース |
|