ドイツ連邦環境省(BMUB)は、デジタル化により企業が競争力を伸ばし、かつ資源を節約することが可能かどうかを、特に中小企業に絞って実施した調査の結果「インダストリー4.0による資源効率化-製造部門の中小企業への可能性」を公表した。今回の調査では、特に資源効率性との関係が深い電子や機械製造分野の10企業を対象とし、資源の節約に役立つ11のデジタル化対策(電力消費・資源の削減、不良品・廃棄物の削減、保管場所の節約等)について調べた。その結果、対象企業の自己評価により、材料とエネルギーの25%節約が可能であることがわかった。インダストリー4.0は、製造業と情報通信技術を組み合わせ、第4の産業革命といわれる産業のデジタル化を目指す取組。製造部門では、費用のうち材料が43%を占めており、材料とエネルギーの消費を抑えることが、企業の競争力を高め、同時に環境を保護することになる。調査報告では、適切なコンサルティングや支援、ネットワークの構築、エネルギー消費に関するラベリング、人工知能の活用によるデータ管理の研究などの対策も提案されている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース ドイツ連邦環境省(BMUB) インダストリー4.0による資源効率化-製造部門の中小企業への可能性(PDF) |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | ドイツ連邦環境省 | 情報通信技術 | 製造業 | 資源効率 | デジタル化 | エネルギー消費 | BMUB | インダストリー4.0 |
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