アメリカ環境保護庁(EPA)は、スーパーファンドの全国優先リスト(NPL)に掲載された汚染地区のうち、2017年は7カ所について一部または全てをリストから削除したことを発表した。スーパーファンドは、土壌が有害廃棄物に汚染されながら放置されている地区を調査し浄化する連邦プログラムである。2016年はリストから完全削除及び一部削除となった場所がそれぞれ1カ所ずつであったのに対し、2017年は、完全削除された地区が3カ所(放射性物質が確認されていたマサチューセッツ州のシュパック埋立地など)、部分削除された場所が4カ所と2016年の3倍以上に増え、取組が順調に進んでいることが示された。リストから削除された地区については、健康・環境面の安全性が継続的に守られているかをEPAが5年毎に審査することになっており、審査報告書もまとめられる。EPAのプルーイット長官は、これら7カ所の削除に先立ち、即時かつ集中的に浄化を行う対象として21カ所を指定するなど同プログラムの推進に注力しているという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース アメリカ環境保護庁(EPA) スーパーファンドの浄化に関する基本情報 |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 土壌汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 浄化 | 環境汚染 | 有害廃棄物 | 放射性物質 | スーパーファンド |
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