国連気候変動枠組条約(UNFCCC)によると、グテーレス国連事務総長は、国連本部での記者発表にて、2017年は気候変動による極端気象とその被害が多発した「気候カオス(無秩序状態)」だったと述べ、2018年も同様の状況になってきていると警鐘を鳴らした。そして、科学者らが、2020年までに気候変動対策を加速させなければパリ協定の目標を達成できない恐れがある、と懸念を表明していることに触れ、世界のCO2排出量を今後2年間で最低でも25%削減することや低炭素経済への移行が必要だと説いた。世界気象機関、世界銀行、国際エネルギー機関からも、CO2排出量の増加、気候変動に起因する自然災害とその被害の拡大、北極海氷面積の縮小、海洋の温暖化や酸性化の進行等について記録的なデータが報告されている。同事務総長は、「人類が直面する最大の脅威」である気候変動が我々の取組の上を行く速さで進行していると指摘し、2019年に開催する気候サミットで世界的な取組の強化を目指す意向を明らかにした。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース 国連ニュース:グテーレス事務総長会見 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | CO2排出量 | UNFCCC | 国連気候変動枠組条約 | 気候サミット | 低炭素経済 | パリ協定 | 気候カオス | グテーレス国連事務総長 |
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