世界気象機関(WMO)は、グローバル・カーボン・プロジェクトの報告書をもとに、2018年の世界のCO2排出は2%以上増加する見込みだと報告した。太陽光、風力、電気自動車などの低炭素技術は急成長しているが、石炭、石油、ガス使用が増加している。世界のCO2排出は2014~2016年は横ばいだったが、2017年に1.6%増となり、2018年も増加が続いている。このままではパリ協定の目標達成は困難とみられる。報告書では、化石燃料および産業からの排出、地域別排出、モノやサービスの消費による排出、土地利用の変化による排出、自然の吸収源によるCO2除去、大気中CO2、累計排出量、がまとめられている。2018年は生物物理学的側面と人為的側面、およびその間の相互作用を含む、地球の炭素循環の全体像をつかむことを目的に、初めて一年を通じてCO2排出増加の推定値を記録した。報告書には53の研究機関から76人の科学者が貢献した。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース グローバル・カーボン・プロジェクト報告書要約 |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | 電気自動車 | 世界気象機関 | 化石燃料 | 炭素循環 | 低炭素技術 | パリ協定 | グローバル・カーボン・プロジェクト |
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