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 インドネシア、ノルウェーとのパートナーシップのもと森林減少によるCO2排出を削減と報告

発表日:2019.02.16


  ノルウェー政府によると、インドネシアは同国との気候・森林パートナーシップ合意のもと、森林減少によるCO2排出を2017年に約480万トン削減したと発表した。今後、独立第三者による検証を経て、削減量に応じた金額をノルウェーがインドネシアに支払う。両国は2010年に、森林減少や泥炭地の劣化によるCO2排出を削減するためこの合意を結び、ノルウェーはインドネシアの取組に応じて最大10億ドルを支援すると約束した。すでに約13%がインドネシア政府の森林対策支援のために拠出されている。インドネシアは原生林と泥炭地の開墾禁止など新たな森林保護措置を導入し、2018年にはパーム油の増産は新たに森林を開墾するのではなく既存のプランテーションを利用する方針を公表したほか、伐採権の見直し、森林犯罪へ取り締まり強化など森林・土地利用部門の対策を実施してきた。インドネシアの熱帯雨林は世界第三位の広さを誇る。しかし森林減少と泥炭地の劣化による排出増のため同国は世界最大級の排出源となり、森林減少への対策が不可欠となっている。

情報源 ルウェー気候・環境省 プレスリリース ノルウェー国際気候森林イニシアティブ(インドネシア)
国・地域 その他
機関 ノルウェー気候・環境省
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード CO2 | インドネシア | 森林保護 | プランテーション | ノルウェー政府 | 気候・森林パートナーシップ
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