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 中国とニュージーランド、気候変動対策の協力強化を宣言

発表日:2019.04.01


  中国生態環境部(MEE)によると、中国とニュージーランドは気候変動への対処を強化する共同声明を発表した。両国は、2014年の気候変動協力協定、2017年の気候変動協力強化実施協定に続き、気候変動に関する政治、技術、科学の面での協力を再確認した。また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が1.5℃特別報告書で鳴らした警鐘を考慮し、パリ協定の効果的な実施と途上国の支援強化の重要性を確認した。両国は、これまでの気候行動として、ニュージーランドが2050年までの排出削減の道程、気候変動への適応措置、独立した気候変動委員会やグリーン投資基金の設立を含むゼロ炭素法案を提出し、低排出社会への公正な移行を約束したこと、中国が炭素排出取引制度や一連の緩和措置を実施して2020年までの炭素強度削減目標をすでに達成したことを高く評価した。今後は特に、化石燃料助成金の改革、農業由来の温室効果ガス排出削減、電気自動車の各分野、および国連主催の2019年気候サミットへ向けた自然に基づく解決策の準備で協力することを約束した。

情報源 中国生態環境部(MEE) ニュースリリース
国・地域 中国
機関 中国生態環境部(MEE)
分野 環境総合
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | 中国 | ニュージーランド | 1.5℃特別報告書 | 中国生態環境部 | 気候変動協力協定 | 気候変動協力強化実施協定 | ゼロ炭素法案 | 化石燃料助成金
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