世界資源研究所、植樹した何兆本もの樹木の成長状況を追跡する方法を紹介

発表日:2020.07.30

世界資源研究所(WRI)は、何兆本もの植樹によって炭素を大気中から吸収することによる地球温暖化対策に関して、樹木の成長状況をどのように追跡するかという課題に対する取り組みを紹介した。樹木が成熟するまでには、多くの場合15年以上と時間がかかるうえに費用もかかるため、従来の方法では衛星画像等による追跡はうまく機能しない。また個別のプロジェクトが独自に植樹の成果を確認しているが、データの種類や質もプロジェクト毎に異なり、観測期間も短い。炭素の排出・吸収量や生物多様性の恩恵を証明する第三者機関による検証は費用がかかることから、プロジェクト管理者も資金提供者も森林再生の成功事例に懐疑的になっている。同研究所では、世界的に一貫した年次データセットを開発し、世界や国レベルで樹木の成長状況を追跡することを目指す他、人工知能を利用して衛星画像を分析し、公式統計やモデルではほとんど考慮されてこなかった樹木の正確な地図を構築する。

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