アメリカ航空宇宙局、ロックダウンによって対流圏のオゾン汚染が減少したと発表

発表日:2021.06.10

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、ロックダウンを実施した地域の窒素酸化物(NOx)排出量の減少によって、対流圏のオゾン汚染が想定以上に減少したと発表した。対流圏オゾンは人間の健康や気候に悪影響を及ぼすが、COVID-19パンデミックに伴うロックダウンによって、対流圏オゾンの前駆体であるNOxが世界全体で15%、地域によっては50%減少した。その結果、2020年6月には世界全体の対流圏オゾン量は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が積極的なNOx排出規制によって15年間かかると予想したレベルに低下し、NOxを局所的に減少させることを目的とした革新的技術や解決策が、世界の大気質や気候を急速に改善する可能性があることを示した。今回の研究のような、複数衛星を用いた観測とモデルを組み合わせた詳細な分析によって、地球大気の変化に関する新たな知見が得られるようになってきている。

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