ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所は、世界有数のリン酸塩生産国であるモロッコの国営企業が太陽エネルギーを利用するプロセスを開発し、年間10万トンのリン酸塩汚泥を乾燥するプラントを建設するプロジェクトに参加している。窒素やカリウムとともに肥料の主成分であるリン酸塩は世界の食料供給には欠かせないが、その生産と加工には化石燃料の燃焼によるエネルギーを大量に消費するなど、多くの課題を抱えている。同プロジェクトはドイツ連邦教育研究省より160万ユーロの資金提供を受け、同企業とモロッコやドイツの産業界や学界のパートナーが、化石燃料の代わりに太陽エネルギーを利用するプロセスを開発している。建設中のプラントは3年以内の稼働を予定しており、これにより1,000トンのオイルを節約することができる。同研究所はモロッコの産業における太陽プロセス熱利用の可能性分析と、社会生態学的な持続可能性の評価を行っており、モロッコの持続可能な発展を支援する。
情報源 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 ニュース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | プラント | ドイツ | 肥料 | 太陽エネルギー | モロッコ | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 | 熱利用 | リン酸塩 | 社会生態学 | リン酸塩汚泥 |
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