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 カナダ環境・気候変動省、同国における湿地の保護に関する取り組みを紹介

発表日:2023.02.02


  カナダ環境・気候変動省(ECCC)は毎年2月2日の「世界湿地の日」に際し、同国における湿地の保護に関する取り組みを紹介した。湿地は生物多様性を確保し、炭素を吸収し、気候変動の影響に対処している。また、湿地の生態系は人々の飲み水となる水をろ過し、過剰な降雨や洪水から水を吸収し、海岸沿いの高潮を緩和することで、地域社会を守っている。しかし、湿地に生息する何千もの種の多くは危機に瀕しており、過去50年間に世界の湿地の35%が消滅している。世界の湿地の約25%を有し、湿地に関するラムサール条約の締約国である同国は、世界的に大きな役割を担っている。また、同国にとって湿地の保護は、2030年までに土地と水の30%を保護するという自然保護目標の重要な部分を占めている。同目標を達成するために、同国は50億カナダドル以上の資金を投入して同国史上最大の自然保護キャンペーンを立ち上げ、北米ガンカモ類保全計画などに基づき、湿地の保護と復元に焦点を当てた多くのプロジェクトを計画している。

情報源 カナダ環境・気候変動省(ECCC) 声明
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境・気候変動省(ECCC)
分野 自然環境
キーワード 生態系 | 湿地 | 洪水 | ラムサール条約 | 降雨 | ガンカモ類 | 高潮 | カナダ環境・気候変動省 | 世界湿地の日 | 30by30
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