ケニヤ、重要自然資源である湿地の現状と保全計画を公表、保全に向けた長期戦略に着手

発表日:2013.07.31

ケニヤ政府は、国内の湿地生態系が直面する課題と対策を提示した「ケニヤ湿地アトラス」と、対策実行の枠組みとなる「集水域の保全と持続可能な管理のための基本計画」を公表し、自国の重要自然資源である豊かで変化に富む湿地の保全・整備に向けた長期戦略に着手した。「アトラス」は、ケニヤの湿地が水の過剰利用、表流水による富栄養化、集水域の森林減少等により危機に瀕しているとして、ラムサール条約に沿った「賢明な利用」、「国際的に重要な湿地」の指定と管理の強化、国際協力を実行するよう勧告。「基本計画」では、現行の法律や政策の問題点を正し、総合的な政策決定を行うための工程を定めている。ケニヤは1990年にラムサール条約に加盟、2010年には環境重視の憲法が公布されており、政府はさらに、湿地が直面する課題に対処する国家環境政策の導入を準備中。国連環境計画(UNEP)のシュタイナー事務局長は、世界の湿地が急速に失われつつあるなか、ケニヤが湿地の重要性を認識し各種対策に取り組むことに歓迎の意を表明した。

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