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 ドイツ、EU大気質指令に基づき、粒子状物質規制を強化

発表日:2010.08.05


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、新EU大気質指令に準じ、微小粒子状物質(PM2.5)の大気質基準を盛り込んだ国内法を施行する。PM2.5は、直径2.5マイクロメートル以下の粒子で、健康被害が懸念されている。今回初めてその目標値が設定され、2015年以降はこれが上限値となる。なお、直径10マイクロメートル未満の粒子状物質(PM10)や窒素酸化物等についての基準は現行どおり。EU加盟国は、粒子状物質および二酸化窒素(NO2)について、それぞれ2005及び2010年に施行された厳しい基準値を達成できずにいることから、その遵守期限の延長を要求している。これに対してEUは、保全措置を含む大気質保全計画の提出を期限延長の条件としており、同計画が認められれば、粒子状物質は2011年6月まで、二酸化窒素は2015年まで猶予される。基準達成には、高排出ガス車の乗り入れを禁止する環境ゾーンの設定が有効とされ、各州で、合計40ヶ所以上の環境ゾーンが既に設けられている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 大気環境
キーワード NOx | 大気汚染 | 排出ガス | EU | ドイツ連邦環境省 | BMU | 粒子状物質 | 環境基準 | PM2.5 | PM10
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