海外ニュース


 フランス、国の大気質モニタリング指数にPM2.5を追加

発表日:2019.09.18


  フランス環境省は、国の大気質モニタリング指数(ATMO指数)についてPM2.5を追加するなどの改定を行うと発表した。ATOMO指数は、都市部の大気汚染物質(粒子状物質(PM)、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)、オゾン(O3))の大気中濃度データに基づく統合指数で、大気汚染の状態についての簡単でわかりやすい情報として、国内各地の公認大気質モニタリング協会(AASQA)が算定、公表している。粒子状物質はこれまでPM10だけだったが、今回の改定で精度を上げ、微小で体内の奥まで入りやすく健康に有害なPM2.5を追加する。また、これまで人口10万以上の都市圏を対象としていたが、この枠を外し、どこでも利用しやすくわかりやすい情報をめざす。政府はこれまでも、汚染の多い車両の通行を規制する低排出ゾーンの設置、交通手段としての自転車の推進など各種の大気汚染対策を進めており、この改定もその一環である。環境省によると大気質は改善しつつあり、2000年以降、PMとNO2の濃度は30%低下したという。

情報源 フランス環境省 プレスリリース ATOMO指数について
国・地域 フランス
機関 フランス環境省
分野 大気環境
キーワード 二酸化硫黄 | 大気汚染 | オゾン | 二酸化窒素 | PM2.5 | PM10 | 大気汚染物質 | フランス環境省 | 大気質モニタリング指数 | 公認大気質モニタリング協会
関連ニュース

関連する環境技術