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 三菱電機(株)、回生電力を有効利用する「駅舎補助電源装置」の省エネ効果を実証

発表日:2013.01.30


  三菱電機(株)は、鉄道車両の回生電力を有効利用する「駅舎補助電源装置」の実証実験で、省エネ効果を実証したと発表した。同装置は、鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費できない余剰電力を、駅の電気設備に直接供給するもの。今回の実証実験では、東京地下鉄(株)東西線西船橋変電所に設置した実証機で、回生電力を直流1500V架線から交流6600V高圧配電系統に変換して駅の電気設備(照明や空調、エレベーター等)へ供給し、その電力量を測定して省エネ効果と交流系統への適合性を検証した。その結果、同装置で変換した電力で駅の消費電力を一日当たり約600kWh削減できる省エネ効果を実証した。また、回生電力を交流に変換して、異常振動や高調波の影響なく交流系統に供給できること、列車の地上信号系にノイズ影響がないことを確認できたという。同社では、今回の実証実験結果を踏まえ、2013年4月から同装置の製品供給を予定している。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 三菱電機 | 電源 | 鉄道 | 実証実験 | 余剰電力 | 回生電力 | 駅 | 有効利用 | 東京地下鉄
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