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 三菱電機(株)、SiC適用鉄道車両用インバーター装置の営業運転車両で省エネを実証

発表日:2012.09.27


  三菱電機(株)は、SiC適用鉄道車両用インバーター装置の営業運転車両で省エネを実証したと発表した。同社では、2012年2月から東京地下鉄(株)(以下、東京メトロ)において、銀座線01系車両の営業運転での実証実験を開始した。東京メトロ銀座線01系車両に、SiC適用鉄道車両用インバーター装置や高効率全閉形誘導電動機などの主回路システムを搭載し、その消費電力量および回生率を実測。その結果、従来の01系車両と比べて、走行時の消費電力量の削減と電力回生量の増大をあわせて全体で消費電力量38.6%低減を実現した。また、電車の走行に使用した電力量のうち電力回生ブレーキで架線に返した電力量の比率である回生率を、既存システムの22.7%から51.0%に向上した。同社では、東京メトロ西船橋駅で実証実験中の「駅舎補助電源装置」と組み合わせることによって、回生エネルギーの一層の有効利用を目指すという。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
同上 詳細版(PDF)
機関 三菱電機(株) 東京地下鉄(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 三菱電機 | 鉄道 | 実証実験 | インバーター | SiC | 回生電力 | 有効利用 | 車両 | 東京地下鉄
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