三菱電機(株)は、高い省エネ性を実現したビル用マルチエアコン31機種を、2015年3月2日に発売すると発表した。昨今の節電需要の高まりを受け、ビル設備では消費電力量の約5割を占める空調機の省エネルギー化が求められている。また、ビル用マルチエアコンは現在、全需要の約半分がリニューアル需要となっている。今回発売する製品は、高い省エネ性を実現し、冷房運転できる外気温度の上限を52℃まで拡大するとともに、リプレースタイプを新たにラインアップしたもの。アルミ扁平管熱交換器採用で、リプレースタイプも含め、2015年4月からトップランナー制度として適用される省エネ基準値を上回る業界トップのAPF(通年エネルギー消費効率)を達成し、年間電気代の削減とCO2排出量抑制を実現できるまた、冷媒の圧力制御の最適化により、冷房運転できる外気温度の上限を、現行の50℃から業界で初めて52℃まで拡大したという。