環境省は、平成23年度の臭素系ダイオキシン類排出実態等調査結果を公表した。臭素系ダイオキシン類とは、塩素化ダイオキシン類(PCDDs又はPCDFs)の塩素が1つ以上臭素に置換したもので、同省は、ダイオキシン類対策特別措置法に基づいて、平成14年度より、その排出実態等調査を継続的に実施している。今回、平成23年度は、家電リサイクル法に基づく家電リサイクル施設(10施設)を対象に調査を実施。その結果、環境大気、公共用水域水質及び底質中の毒性等量相当値は、それぞれ塩素化ダイオキシン類に係る環境基準値内となっていた。また、建屋内空気は、過去に同じ場所で測定した結果と比較すると、臭素化ダイオキシン類(PBDDs/PBDFs)濃度は低くなった。これは、高性能集塵機などの設備対策によって粉じん量が減少したと考えられるという。同省では今後も、臭素系ダイオキシン類の毒性評価に関する国際動向を踏まえつつ、引き続き、排出実態等に関する知見の更なる集積を図っていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | ダイオキシン | 環境省 | 大気 | 水質 | 公共用水域 | 底質 | 家電リサイクル | 臭素系 | 塩素系 | ダイオキシン類対策特別措置法 |
関連ニュース |
|