環境省は、平成21年度の臭素系ダイオキシン類排出実態等調査結果を公表した。臭素系ダイオキシン類とは、塩素化ダイオキシン類(PCDDs又はPCDFs)の塩素が1つ以上臭素に置換したもので、同省は、ダイオキシン類対策特別措置法に基づいて、平成14年度より、その排出実態等調査を継続的に実施している。今回、平成21年度は、アルミニウム製品から発生したスクラップを主原料としてアルミニウム二次合金地金を製造している施設を対象に、臭素系ダイオキシン類の排出実態等の調査を行った。調査の結果、排出ガスからは過去調査の他施設と同程度の濃度のPBDDs/PBDFs、排出水からは総合排水で過去調査の他施設に比べて低い濃度のPBDDs/PBDFsが検出された。また、環境大気、降下ばいじん、公共用水域水質及び底質中のPBDDs/PBDFs濃度は、過去調査の他施設の周辺環境と同程度の濃度レベルであった。同省では今後も、臭素系ダイオキシン類の毒性評価に関する国際動向を踏まえつつ、排出実態等に関する知見の更なる集積を図るという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | ダイオキシン | 環境省 | 公共用水域 | 底質 | 排出ガス | 排水 | 臭素系 | ばいじん | アルミニウム | 塩素系 |
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