環境省は、関係知事から協議のあった釜房ダム貯水池及び諏訪湖に係る湖沼水質保全計画について、平成25年3月26日に環境大臣から異存ない旨の回答が行われたと公表した。湖沼水質保全特別措置法では、環境大臣が特に水質の保全に関する施策を総合的に講ずる必要があるとして指定した指定湖沼(全国で11湖沼)について、関係府県が湖沼水質保全計画を策定し、水質保全対策を総合的かつ計画的に進めることとしている。これまで、指定湖沼である釜房ダム貯水池(宮城県)、及び諏訪湖(長野県)の2湖沼は、昭和62年度に第1期の湖沼水質保全計画を策定して以来、5期(25年間)にわたり湖沼水質保全計画を策定し、浄化槽や下水道の整備等の各種の施策を進めてきた。今回、2湖沼に係る湖沼水質保全計画(第6期)について、協議を了し異存ない旨の環境大臣の回答が行われた。計画期間は、釜房ダムが平成33年度、諏訪湖が平成28年度まで。同省では今後、関係府県と連携し、計画達成に向けて施策を推進していくという。