環境省は、平成25年4月分の野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果を公表した。同省では、高病原性鳥インフルエンザの発生抑制と被害の最小化のため、渡り鳥の飛来経路の解明、野生鳥獣感染状況の把握、渡り鳥の飛来状況に関する情報提供などの取組を実施している。今回、平成25年4月に、19都道府県21市区町でガンカモ類の糞を採取し、高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況を検査した結果、すべて陰性であった。なお、中国で問題となっている鳥インフルエンザA(H7N9)のウイルスは今回検出されていない。また、4月24日に発表した追加調査の結果は、追って公表する予定という。