奈良県は、平成24年度の大気及び水質環境調査の結果を公表した。1)大気環境では、微小粒子状物質(PM2.5)及び光化学オキシダントを除いて、環境基準を達成した。2)水質環境の河川・湖沼では、大和川等4水系122地点で測定を行い、カドミウム・ひ素・鉛等の健康項目(27項目)は、全て環境基準を達成した。また、生活環境項目のBOD・CODの環境基準達成率は、河川(BOD)77%(平成23年度65%)、湖沼(COD)は7水域中5水域で環境基準を達成した。なお、大和川水系の環境基準達成率は86%で、BOD平均値も3.0mg/Lと改善傾向を維持した(平成23年度環境基準達成率81%、BOD平均値3.2mg/L)。3)地下水質は、75井戸の水質検査を実施し、5井戸で環境基準を超過した。なお、同県は、環境基準を超えた井戸の所有者に対して飲用の有無を確認と井戸水使用方法の指導を実施した。