(株)東芝は、トルコの大手電力事業者のゾルルエナジー社から、トルコ西部に建設を予定しているアラシェヒル地熱発電所向け発電システムを受注したと発表した。トルコでは、今後の人口の増加や内需の拡大に伴い発電需要が増加することが見込まれていることから、同国政府は、地熱資源が豊富な西部を中心に開発を進め、2023年までに国内の地熱発電量を現在の30万kWから倍増させる計画にしている。今回受注したのは、地中からの蒸気を直接利用する3万kW級のフラッシュ型発電設備と、沸点の低い媒体で加熱した蒸気を利用する1万kW級バイナリー型発電設備を組み合わせた4万kW級の発電システム。2014年10月から順次納入し、2015年10月から運転を開始する予定という。