環境省と経済産業省は、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」(バーゼル法)に規定する、特定有害廃棄物等の平成25年における輸出及び輸入の実績をとりまとめて公表した。これによると、平成25年1月から12月までの間に、バーゼル法に規定する手続を経て、実際に日本から輸出された特定有害廃棄物等の量は200,307トン(平成24年は120,466トン)であり、日本に輸入された特定有害廃棄物等の量は32,222トン(平成24年は9,633トン)であった。また、輸出された主な品目は、鉛スクラップ(鉛蓄電池)、金属含有スラッジ、石炭灰等で、相手国・地域は、韓国、ベルギー、香港等であり、いずれも金属回収など再生利用を目的とするものであった。一方、主な輸入品目は、電子部品スクラップ、貴金属含有スラッジ、電池スクラップ(ニッケルカドミウム、ニッケル水素、リチウムイオン)等で、相手国・地域は、香港、フィリピン、台湾等であり、金属回収などなど再生利用を目的とするものであった。