環境省は、平成26年2月分の野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果を公表した。同省では、高病原性鳥インフルエンザの発生抑制と被害の最小化のため、渡り鳥の飛来経路の解明、野生鳥獣感染状況の把握、渡り鳥の飛来状況に関する情報提供などの取組を実施している。今回、平成26年2月に、19道府県20市町でガンカモ類の糞を採取し、高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況を検査した結果、すべて陰性であった。なお、平成25年春より中国で発生している鳥インフルエンザA(H7N9)、及び平成26年1月より韓国で発生している高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)のウイルスは今回検出されていない。