ヤマト運輸(株)とヤマハ発動機(株)は、業務用電動アシスト自転車を活用した集配業務の効率化の検証を、東京都町田市内で開始すると発表した。現行の法令では、電動アシスト自転車のアシスト力は人がペダルを踏む力に対し上限2倍までと定められており、アシスト力の不足から、急坂などではスムーズな発進が困難となっていた。今回、両社は産業競争力強化法にもとづく新事業活動計画について、経済産業省と国土交通省の認定を受け、アシスト力を人のペダルを踏む力に対し3倍まで引き上げた業務用電動アシスト自転車を活用した集配業務の検証を行うこととなった。検証では、走行距離や生産性など、さまざまなデータを収集し、配送スタッフの使用感や省力化などを分析することで、実用性を確認する。同自転車が広く普及することでCO2を排出しない環境にやさしい輸送を実現できるという。実施期間は、平成26年10月1日から平成27年8月末までの予定。