大阪市は、平成24年度「大阪港モーダルシフト補助制度」の補助事業を決定したと発表した。同制度は、阪神港が国際コンテナ戦略港湾に選定されたことを契機として、さらなる集荷機能の向上を図るとともに、効率的な物流体系の構築と地球環境負荷の低減をめざし、輸送手段をより環境への負荷が小さい船舶や鉄道に転換するもので、大阪港埠頭(株)と共同で実施している。今回、平成24年8月29日から10月26日で補助事業を募集行ったところ、57件(6,508万9,000円)の申請があり、審査の結果、予算(3,000万円)の範囲内の32件を補助事業とすることに決定した。内訳は、1)海上モーダルシフト事業:23件、2)鉄道モーダルシフト事業:1件、3)コンテナラウンドユース事業:8件。同市では、各事業者により実施される事業について、平成25年4月にその成果を審査したうえで、補助金の交付を行うという。