国土交通省は、平成20年度(第2回)住宅・建築物省CO2推進モデル事業の採択プロジェクトを決定した。この事業は、家庭部門・業務部門のCO2排出量が増加傾向にある中、住宅・建築物における省CO2対策を強力に推進するため、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを国が公募し、整備費等の一部を補助するもの。今回は、見える化やユーザーの省CO2意識への働きかけなどの幅広いマネジメントへの取り組みや、地方公共団体との連携、とりわけ環境モデル都市や環境モデル候補都市との協調によって省CO2を進めるプロジェクトの存在などが特徴的であった。審査の結果、応募総数35件の中から、新築部門9件、改修部門1件、マネジメント部門1件の計11件のプロジェクトが採択された。