長崎県は、平成22年度末の改訂から5年間が経過したことから、「長崎県レッドリスト」の掲載種およびカテゴリーの中間見直しを行った。維管束植物では、生育地の消失などのため「チョウセンスイラン」など2種が絶滅種(EX)とされ、日本では対馬にのみ生育している「ハナナズナ」のカテゴリーが絶滅危惧Ⅱ類(VU)から絶滅危惧ⅠA類(CR)となった。一方、魚類では、源流部の開発などの懸念から「(五島列島)中通島のタカハヤ」が絶滅のおそれのある地域個体群(LP)に選定された。また、クモ類では「ゴトウヤチグモ上五島個体群」がLPに、昆虫類では全国的に減少が報告されている「シマゲンゴロウ」がVUに新たに選定された。その他の対象分類群においては、藻類1種、哺乳類1種、鳥類1種、爬虫類1種(ダンジョヒバカリ)、両生類1種(ツシマアカガエル)などのカテゴリーが見直されている。モニタリング調査の後、平成33年度にレッドリスト改訂版の取りまとめが行われる予定。
情報源 |
長崎県 報道記者発表資料
長崎県 長崎県レッドリストの中間見直しについて(PDF:921KB) 長崎県 長崎県レッドリスト(2011)中間見直し |
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機関 | 長崎県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | モニタリング | 絶滅危惧種 | レッドリスト | 長崎県 | 野生動植物 | 生育 | 生息 |
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