環境省は、執行団体である(一社)低炭素社会創出促進協会が、平成29年度賃貸住宅における省CO2促進モデル事業の三次公募を開始したと発表した(募集期間:平成29年8月8日~31日17時必着)。同事業は、賃貸住宅市場への省CO2性能に優れた賃貸住宅の供給促進のため、一定の環境性能を満たす賃貸住宅を新築・改築する場合に、追加的に必要となる高効率な給湯、空調、照明設備等を導入する事業を行うために要する経費の一部を補助するもの。対象となる賃貸住宅は、広く一般の消費者を対象とした民間賃貸住宅であり、かつ専用住宅である。環境性能に関する要件は、1)新築:外皮性能が、建築物省エネ法の建築物エネルギー消費性能基準(性能基準)に適合し、かつ、設計時の省エネルギー性能指標(BEI)が0.8以下であること等、2)改築:改築によりBEIが0.9以下になり、かつ現状と比較し10%以上BEIが向上していること等、となっている。なお、二次公募では、補助事業者として161件が採択されている。