国土交通省は、平成29年度(第3回)既存建築物省エネ化推進事業(建築物の改修工事)の提案募集を開始すると発表した(応募期間:平成29年11月6日~12月20日消印有効)。同事業は、既存建築物の省エネルギー改修等を促進するため、民間事業者等が行う省エネ改修工事・バリアフリー改修工事に対し、国が事業の実施に要する費用の一部について支援することにより、既存建築物の省エネ化の推進及び関連投資の活性化を図るもの。主な事業要件は、1)躯体(外皮)の省エネ改修を行うものであること、2)建物全体で15%以上のエネルギー削減効果が見込まれる改修工事を実施するものであること、3)改修後に一定の省エネルギー性能に関する基準を満たすこと、4)改修後の建築物の省エネルギー性能を表示すること。補助対象費用は、1)省エネ改修工事、2)エネルギー使用量の計測等、3)バリアフリー改修工事、4)省エネルギー性能の表示に要する費用で、補助率は1/3である。同省では、平成30年2月中旬を目処に採択事業を公表する予定という。