環境省は、平成29年度環境技術実証事業(有機性排水処理技術分野)の実証機関である(一社)埼玉県環境検査研究協会が、実証対象技術1件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。有機性排水処理技術分野では、有機性排水を適正に処理する総合的な排水処理技術のほか、特定の汚濁物質の除去を目的とした排水処理技術、汚泥を減量するなどの技術、汚濁排水そのものを低減する技術等を対象としている。今回、実証対象技術として、(株)ティービーエムの「油脂分離回収装置」1件が選定された。今後、実証試験計画に沿って、実証試験を年度末までに順次実施し、実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。