環境省は、平成26年度環境技術実証事業(有機性排水処理技術分野)の実証機関である(一社)埼玉県環境検査研究協会が、実証対象技術の募集を開始したと発表した(募集期間:平成26年6月12日~11月28日)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回対象となる技術は、厨房・食堂、食品工場等からの有機性排水の処理技術で、1)生物学的処理、物理化学的処理、又はその組合せ(ハイブリッド法)で処理する技術であること、2)開発中の技術ではなく商業的に利用可能な技術であること、3)後付け可能なプレハブ型等の低コストかつコンパクトかつメンテナンスが容易な技術であること、が要件となっている。総合的な排水処理技術のほか、特定の汚濁物質の除去を目的とした技術、汚泥に関する技術も幅広く対象とする。