環境省は、平成27年度環境技術実証事業(有機性排水処理技術分野)の実証機関である(一社)埼玉県環境検査研究協会が、実証対象技術の募集を開始したと発表した(受付期間:平成27年5月15日~11月30日)。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回対象となる技術は、有機性排水を適正に処理する総合的な排水処理技術のほか、特定の汚濁物質の除去を目的とした排水処理技術、汚泥を減量するなどの技術、汚濁排水そのものを低減する技術等。1)生物学的処理、物理化学的処理、又はその組合せ(ハイブリッド法)で処理する技術であること、2)開発中の技術ではなく商業的に利用可能な技術であること、3)後付け可能なプレハブ型等の低コストかつコンパクトかつメンテナンスが容易な技術であること、が要件となっている。