JFEエンジニアリング(株)の子会社であるスタンダードケッセル・バウムガルテ社(SBG社)は、英国スコットランド・ダンディー市で廃棄物発電プラントを受注したと発表した。英国では、依然として約50%のごみが埋立処理されており、同国の環境政策と処分場の逼迫により、大きな問題となっている。こうした背景に加え、ごみ焼却時の廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントの建設が進んでいる。今回SBG社が受注したのは、ドイツの大手ユーティリティ企業MVVエナジー社が設立した特別目的事業体「MVVエンバイロメントサービス社」が計画する廃棄物発電プラント。1炉で日量329tの廃棄物を処理し、一般家庭約2万世帯分の電気を発電するとともに、隣接するミシュラン社タイヤ工場へ蒸気を提供するという。なお、工期は2017年11月から2020年までである。