川崎重工業(株)は、宮崎県都城市から、ごみ焼却処理施設の建設工事を受注したと発表した。今回受注したごみ焼却処理施設は、230t/日(115t/日×2炉)の処理能力を有するストーカ式並行流焼却炉。同焼却炉は低空気比高温燃焼が可能で、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や触媒脱硝装置等の設置、排ガス再循環システムの導入により、焼却炉から発生する排ガスに対する万全な大気汚染防止対策を施すことで、環境負荷低減を実現した。また、高温高圧ボイラや抽気復水タービンを組み合わせることで、優れた環境・省エネルギー性(最大発電量4,990kW、基準ごみ時の発電効率約20%)を実現。高効率な廃棄物発電により施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電することで、温室効果ガス(CO2)排出量削減に貢献するという。なお、同施設の景観は、周辺の自然環境との調和を重視したデザインコンセプトとし、施設の外観が周囲の山並みと調和するよう工夫が施されている。
情報源 |
川崎重工業(株) プレスリリース
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機関 | 川崎重工業(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 大気環境 |
キーワード | 廃棄物発電 | 廃棄物処理 | 焼却処理 | CO2 | 環境負荷 | 発電効率 | 大気汚染 | 温室効果ガス | 川崎重工業 | 都城市 |
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