環境省は、地球温暖化対策や環境プロジェクトの資金を調達するための債権「グリーンボンド」の発行に係るモデル事業の審査結果などを公表した。今回、同省の平成29年度グリーンボンド発行モデル創出事業において、「グリーンボンドガイドライン2017年版(平成29年3月)」のスキームに基づく審査が行われ、発行予定のグリーンボンドがガイドラインに適合していることが確認された。グリーンボンドを発行するのは北陸グリーンボンド1号事業(株)で、100億円程度の資金が、北陸3県(富山県、石川県、福井県)の自治体が所有する照明設備のLED交換・省エネ化プロジェクトに充当され、削減された光熱費の中から約12年にわたって資金回収する仕組みであるという。