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 気象研など、地球温暖化により台風の移動速度が遅くなると予測

発表日:2020.01.08


  気象庁気象研究所などの研究グループは、地球温暖化により台風の移動速度が遅くなるとの予測結果を発表した。これまで地球温暖化に伴う台風(熱帯低気圧)の将来予測については、主に強さ、発生数、経路などが着目されていて、移動速度の将来予測についての研究は進んでいなかった。しかし通過する地点で考えると、移動速度の低下により、被害を受ける時間が長くなるため、移動速度の将来変化を明らかにすることは重要であるという。同研究グループは、多数の数値シミュレーションの結果を用いて、地球上すべての熱帯低気圧を対象に、その移動速度の将来変化を評価した。その結果、現時点を超える政策的な緩和策を講じることなく地球温暖化が進んだ場合(産業革命以前+4℃)、今世紀末(2051-2110年)における熱帯低気圧の移動速度は、中緯度帯では約10%遅くなること等が予測されたという。

情報源 気象庁気象研究所 広報活動
機関 気象庁気象研究所 香港城市大学 済州大学
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 気象庁 | シミュレーション | 緩和策 | 台風 | 熱帯低気圧 | 将来予測 | 気象研究所 | 移動速度
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