環境省は、平成20年度に国及び地方公共団体が水質汚濁防止法に基づき実施した、全国の公共用水域水質測定結果を公表した。同調査での測定項目は、カドミウム、全シアンなど人の健康の保護に関する項目と、BOD又はCODなど生活環境の保全に関する項目に大別される。今回、健康項目26項目での環境基準達成率は99.0%と、ほとんどの地点で環境基準を達成した。一方、生活環境項目のうち、BOD又はCODの環境基準達成率は全体で87.4%となり、水域別では、河川で92.3%、湖沼で53.0%、海域で76.4%となった。河川では改善が進んできており、前年度と同程度の水準となったが、湖沼では依然として達成率が低い状況にあり、海域では達成率が概ね横ばいで推移している。また、全窒素及び全燐の環境基準達成率は、湖沼においては50.0%となっており、依然として低い水準で推移している。一方、海域においては84.9%となった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | BOD | 環境省 | 公共用水域 | 河川 | 湖沼 | 水質汚濁 | COD | カドミウム | 海域 | シアン |
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