環境省は、宮崎県で採取した検体における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性を発表した(野鳥国内11、12例目)。これは、同県が独自で実施している野鳥糞便調査において、令和2年11月30日に宮崎県延岡市及び都農町で採取した野鳥糞便から、それぞれ高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(陽性)された旨の報告を受けたもの。同省では、採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化した。今後、宮崎県及び大分県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施する予定という。