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 JFEエンジ、東京都下の清掃工場で先進的なCO2回収プロセス等の実証を開始

発表日:2021.01.20


  JFEエンジニアリング(株)は、東京都の三鷹市と調布市が整備した清掃工場におけるCO2回収実証を契機として、さまざまな形でCO2を利活用するプロセスの導入普及を推進すると発表した。同社は、当該清掃工場のEPC(設計・調達・建設)を担当し、天然ガスプラント建設等で実績のある「アミン吸収法によるCO2回収プロセス」の導入提案を行ってきた。今回、同プロセスの適用により、2022年末までを目途として、ごみに含まれるバイオマス分をあわせた「ネガティブカーボン(CO2回収量>排出量)」の達成を目指す。将来的には、同社が開発に着手している膜分離技術や、さまざまなケミカルリサイクル技術を加えた総合的なCO2有効利用システムの実証も予定している。CO2のミネラル利用(セメント固化)・農業利用(光合成促進)をはじめ、再エネ電力を活用したメタンガス生成、メタノール利活用に関する研究開発を加速化するとともに、排ガスCO2分離回収設備などのCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)に対する備え(Ready)を標準とする清掃工場の建設を促進し、低炭素社会の形成に貢献していくという。

情報源 JFEエンジニアリング(株) ニュースリリース
機関 JFEエンジニアリング(株) 
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード ケミカルリサイクル | メタンガス | メタノール | CCU | EPC | 再エネ電力 | アミン吸収法 | 膜分離技術 | セメント固化 | 光合成促進
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