環境省は、徳島県で回収された死亡野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性を発表した(野鳥国内46例目)。これは、令和3年1月29日に徳島県美馬郡つるぎ町から回収されたマガモ1羽の死亡個体を、同年2月4日に国立環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルス遺伝子の陽性反応をと判明し、同年2月11日に鳥取大学が確定検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(陽性)された旨の報告を受けたもの。同省は、回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定した。今回指定した区域は、同県美馬市での家きん国内47例目の発生を受けて指定した野鳥監視重点区域と大部分が重複しており、同県では野鳥監視重点区域内における緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施する予定という。