(独)国立環境研究所は、特別研究課題の成果報告書を公表した。今回公表されたのは、1)省エネルギー型水・炭素循環処理システムの開発(研究代表者:珠坪一晃)、2)化学物質の動態解明のための同位体計測技術に関する研究(同:瀬山春彦)、3)侵入生物・組換え生物による遺伝的多様性影響評価に関する研究(同:中嶋信美)の3件。1)では、有機性排水処理の省エネルギー化を目指し、生物膜メタン発酵法を用いて、有機物濃度が低い産業排水を無加温処理する技術の開発を行った。2)では、アルデヒドの放射性炭素や鉛の同位体分析技術を確立。今後、有害金属の同位体分析や有害有機物の放射性炭素測定など、多くの環境試料への応用が期待されるという。3)では、遺伝子の多様性(遺伝的多様性)を脅かす人為的要因として「遺伝子組み換え生物の拡散」と「人為的な生物の移送」に焦点をあて、これらの行為が在来種の地域個体群に与える影響を解明した。
情報源 |
(独)国立環境研究所 記者発表
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機関 | (独)国立環境研究所 |
分野 |
健康・化学物質 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 省エネルギー | 生物多様性 | 国立環境研究所 | 排水処理 | 特別研究 | 生物膜メタン発酵法 | 有害金属 | 同位体分析 | 在来種 | 遺伝子組み換え生物 |
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