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 農水省、令和2年地球温暖化影響調査レポートを公表

発表日:2021.08.27


  農林水産省は、「令和2年地球温暖化影響調査レポート」公表した。同省では、「農林水産省気候変動適応計画」(平成27年8月策定、平成30年11月改訂)に基づく取組の一環として、各都道府県の協力を得て、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場での高温障害等の影響、その適応策等を取りまとめ、普及指導員や行政関係者の参考資料として公表している。今回、令和2年1月~12月を調査対象期間とし、水稲をはじめ、果樹、野菜、花き、家畜等における主な影響、各都道府県の温暖化への適応策の取組状況等を取りまとめている。令和2年の気象の概要としては、気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高く、全国的に暖冬で、東・西日本で記録的な高温、日本海側で記録的な少雪となり、「令和2年7月豪雨」など7月は東・西日本で記録的な大雨と日照不足となった。その結果、令和2年においても水稲(白未熟粒、虫害)、果樹(着色不良・遅延等、浮き皮)、野菜(着果不良、病害、虫害)、花き(開花期の前進・遅延、奇形花)、畜産(乳量・乳成分低下、斃死)などの影響が報告された。同レポートで示された影響、適応策、事例等を参考としつつ、適応計画に基づく取組が各都道府県で推進されることを期待するとしている。

情報源 農林水産省 報道発表資料
令和2年地球温暖化影響調査レポート(PDF)
機関 農林水産省
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 農林水産省 | 適応 | 影響調査 | 高温障害 | 家畜 | 適応計画 | 白未熟粒 | 着果不良 | 虫害
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