農林水産省は、「令和3年地球温暖化影響調査レポート」公表した。同省では、「農林水産省気候変動適応計画」(令和3年10月改定)に基づく取組の一環として、各都道府県の協力を得て、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場での高温障害等の影響、その適応策等を取りまとめ、普及指導員や行政関係者の参考資料として公表している。今回、令和3年1月~12月を調査対象期間とし、水稲をはじめ、果樹、野菜、花き、家畜等における主な影響、各都道府県の温暖化への適応策の取組状況等を取りまとめた。令和3年は、気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的に高く、特に北・西日本ではかなり高かく、前年12月から1月にかけて日本海側では大雪となった。その結果、水稲(白未熟粒)、果樹(着色不良・着色遅延、日焼け果、浮皮)、野菜(着果不良、不良果、花芽分化の遅れ)、花き(開花期の前進・遅延、奇形花)、畜産(乳量・乳成分低下)などの影響が報告された。同レポートで示された影響、適応策、事例等を参考としつつ、適応計画に基づく取組が各都道府県で推進されることを期待するという。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
令和3年地球温暖化影響調査レポート概要(PDF) |
---|---|
機関 | 農林水産省 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 水稲 | 適応策 | 高温障害 | 家畜 | 果樹 | 野菜 | 花き | 地球温暖化影響調査レポート | 農業生産現場 |
関連ニュース |