農林水産省は、「地球温暖化に伴う農業生産への影響に関する実態調査」の調査結果について取りまとめた「平成20年地球温暖化影響調査レポート」を作成し、公表した。同省では、生産現場における地球温暖化の影響と対応状況について調査するため、平成18年度から毎年、都道府県を通じて実態調査を実施し、生産現場における現象や当面の適応策についてレポートとしてまとめている。同レポートでは、品目ごとの地球温暖化の影響及びそれら影響に対して生産現場で実際にとられている主な適応策について各地方ブロックごとに整理し掲載している。今回、平成20年2月~11月を調査対象期間とし、調査対象品目は、水稲、麦、大豆、工芸作物(てん茶、さとうきび、茶、いぐさ等)、野菜、果樹、花き、飼料作物、畜産等の農畜産物としている。