愛媛県は、令和3年度版環境白書を発行したと発表した。同書は、えひめを取り巻く環境の現状を取りまとめるとともに、環境保全と地球温暖化対策の推進、循環型社会の構築、瀬戸内海環境保全対策の推進、生物多様性保全等、各分野における具体的な取り組みを紹介するもの。主なトピックスとして、1)同県と、岡山県、広島県及び香川県の瀬戸内4県による「瀬戸内オーシャンズX連携協力協定」の締結、2)吉田仮設浄水場・三間仮設浄水場の完成、3)半世紀ぶりとなるニホンカモシカの県内確認、4)えひめの環境の未来を考えるシンポジウムについて、5)気候変動情報収集・分析事業、6)愛媛県海洋プラスチックごみ総合調査を掲載している。本編は、(第1部)環境と経済の好循環による「愛顔あふれる持続可能なえひめ」、(第2部)令和2年度の現況と対策という構成となっており、資料編として水環境や土壌環境をはじめとした各種データが収録されている。