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 古河電気工業(株)、架橋ポリエチレン廃材の「リサイクル技術」をライセンス供与開始

発表日:2010.02.19


  古河電気工業(株)は、電線・ケーブルの被覆材や送水パイプなどに広く用いられている架橋ポリエチレン(XLPE)の廃材から、熱可塑性の再生材を製造する独自のリサイクル技術について、ライセンス供与及び技術援助を開始したと発表した。架橋ポリエチレンは、ポリエチレン分子が化学的に結合した三次元網目構造を持ち、加熱しても溶けにくいため、再加工が難しく、これまでサーマルリサイクルや埋め立て処理が行われてきた。同社の開発した技術は、架橋ポリエチレンに、適切な熱と剪断を与えることにより、架橋構造を破壊し分子量を低下させて、熱可塑化したペレット状の再生材に戻すもの。同技術を用いてマテリアルリサイクルを行うことにより、サーマルリサイクルと比較してCO2排出量が70%以上削減可能となるという。同社は、リサイクル業者などを中心として同技術を幅広く提供し、CO2排出量や産業廃棄物の削減に貢献していくという。

情報源 古河電気工業(株) ニュースリリース
機関 古河電気工業(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード CO2 | リサイクル | マテリアルリサイクル | 産業廃棄物 | サーマルリサイクル | 古河電気工業 | 架橋ポリエチレン | 埋め立て | 再生材
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